毎日何気なく使っているパソコン。
でも、工場勤務をしていると、どんなパソコンスキルを身につければ仕事に役立つのか、意外とわからないものです。
「Excelの関数って覚えたほうがいいの?」
「パソコンを使いこなせると、仕事の効率は上がるの?」
そんな疑問を持っている人もいるのではないか。
そこで今回は、工場勤務を経験し、現在は社内SEとして働く俺が、工場勤務のオペレーターに身につけてほしいパソコンスキル5選を徹底解説していく。
日々の業務の効率化に役立つスキルを厳選したので、ぜひ参考にしてほしい。
実際に工場で情シスと現場を経験している俺の実体験なので参考になる。
工場勤務に必要なパソコンスキル

結論から言うと、工場勤務のオペレーターに身につけてほしいパソコンスキルは、以下の5つになる。
- ショートカットキー
- Excel関数
- PowerPointでの資料作成
- VBAによる業務自動化
- Copilotなどの生成AI活用
これらのスキルを身につければ、日々のパソコン作業を効率化したり、データ集計や資料作成をスムーズに進めたりできるようになる。
また、VBAや生成AIを活用できるようになれば、定型業務の自動化にも挑戦できます。
それでは、それぞれのスキルについて詳しく解説していきます。
ショートカットキー

まず、ショートカットキーになる。
ショートカットキーを覚えるとパソコン作業を大幅に時短できる。
具体的に言うと
- フォルダやファイルの名前を一瞬で更新モードにできたり
- 文字をコピーするとき一瞬でコピーやペースト
が出来る。
実際に俺もショートカットキーを覚えるまでは、すべての動作をマウスで行っていたので、地味にパソコン作業に時間をかけていた。
そんな時うるさい上司からパソコン操作を見られて
「ショートカットキーを覚えることも大事なスキルの一つである」
と注意されたことがある。
当時は、
「うるせぇなー」
と思っていたが実際にショートカットキーを覚えると10分かかっていた作業が7分とかで済んだり
マウス操作が減るので手があまり疲れなくなったりといいことしかなかった。
また、ショートカットキーを覚えると
「この人できる人!!」
と思われるので、まずは覚えてほしい。
工場の作業者クラスの人が最初に覚えてほしいのが、
- ctrl+C
- ctrl+V
である。
何の動作かというと、ctrl+Cがコピーでctrl+Vペーストになる。
あと個人的におすすめなのがwindows+Dである。
これは、画面を一瞬で縮小してデスクトップになるので、ウィンドウをたくさん開いてある工場の共通PCの画面を探したりするときにおすすめだ。
Excel関数

2つ目は、Excel関数になる。
Excel関数を使えるようになると、
- 計算
- データの集計
- 特定のデータの検索
などを効率化できます。
工場では、例えば次のような集計業務があります。
Excel関数を使えるようになると、計算やデータの集計、特定のデータの検索などを効率化できる。
工場では、例えば次のような集計業務がある。
- 歩留まりの計算
- 不良損金の集計
- 特定の品種や製品の数量のカウント
- 生産実績の集計
こうした業務でExcel関数を使えると、手作業で計算したり、データを一つずつ数えたりする手間を減らせる。
また、計算式を正しく設定すれば、計算ミスや集計ミスの防止にもつながる。
実際に俺も、製造現場で生産実績を集計したり、工程表を作成したりする際にExcel関数を活用してきた。
できるだけパソコン業務にかかる時間を減らし、現場作業に時間を使えるように工夫した。
工場勤務では、Excel関数を使いこなせるだけでも、日々の業務を効率化できる場面がたくさんある。
さらに、データ集計や業務改善のスキルは、
- 生産管理
- 品質管理
- 社内SE
- DX部門
など、別の職種に挑戦する際にも役立つ可能性がある。
PowerPointでの資料作成

3つ目は、PowerPointでの資料作成です。
工場では、
- QCサークル活動
- 生産会議
- 客先への報告
など、PowerPointを使って資料を作成する場面が数多くあります。
例えば、
- 改善活動の成果を報告
- 不良率の推移をグラフでの表示
- 今後の取り組み方針の説明
などの場面だ。
こうした場面では、単に情報を並べるだけでなく、相手に伝わりやすい資料を作るスキルが求められる。
実際に俺もDX業務に携わっているため、
- 取り組んだ業務改善の成果報告
- 今後の取り組み方針の説明
などさまざまな場面でPowerPointを使っている。
また、資料作成のスキルは工場以外でも役に立つ。
例えば
- 営業職の提案資料
- ブロガー
- YouTuberの企画資料
など、さまざまな仕事で活用できる。
わかりやすく情報を整理して相手に伝える能力は、職種が変わっても役立つスキルだ。
最近では、生成AIを使って資料の構成やスライドのたたき台を作成することも出来る。
しかし、AIが作成した資料をそのまま使えばよいとは限らない。
- 内容に誤りがないか?
- データの解釈が正しいか?
- 相手に伝わる構成になっているか?
を確認し、必要に応じて修正するのは自分自身だ。
だからこそ、PowerPointの操作方法だけでなく、情報を整理し、わかりやすく伝えるための資料作成スキルも身につけておくことをおすすめする。
特に、現場作業を中心に担当している人が、改善活動の成果をわかりやすい資料にまとめられると、自分の取り組みや成果を上司に伝えやすくなる。
自分が行った仕事の成果を、相手に正しく伝えることも大切な仕事の一つだ。
キャリアアップや昇進を目指している人は、日々の業務に加えて、資料作成のスキルも磨いてみてほしい。
VBAによる業務自動化

4つ目は、VBAによる業務自動化だ。
VBAとは、ExcelなどのOffice製品の操作を自動化できるプログラミング言語になる。
Excel関数を覚えたら、次のステップとしてVBAにも挑戦してみることをおすすめする。
Excel関数は主に
- 計算
- データの集計
に使うが、VBAを使うと、
- 複数のシートをまとめて作成したり
- ボタンを押すだけでグラフを作成したり
- 複数の計算や処理を一括で実行したり
できる。
つまり、Excel関数だけでは実現しにくい、複数の操作を組み合わせた業務改善にも挑戦できる。
例えば、工場では次のような業務に活用できる。
- ボタンを押すだけで工程表をリセットする
- 生産実績のデータを自動集計する
- 複数のデータをもとにグラフを自動作成する
- 定型的な帳票をまとめて作成する
実際に俺も、VBAを使って工程表のリセットボタンを作ったり、自動計算ツールを作成したりして、業務の効率化に取り組んできた。
これまで手作業で行っていた処理を自動化できると、作業時間を削減できるだけでなく、操作ミスの防止にもつながる。
また、自分で考えた改善案を形にできるのも、VBAの魅力になる。
現場で
「この作業をもっと簡単にできないかな?」
と感じたときに、VBAの知識があれば、解決策の選択肢を増やせる。
ただし、VBAには注意点もある。
作成した本人しかプログラムの仕組みを理解していないと、
- 担当者が異動した際に修正できなくなったり
- エラーが発生しても原因を特定できなくなったり
する可能性がある。
いわゆる「ブラックボックス化」になる。
そのため、チームで使うツールを作る場合は、
- 処理内容を記録する
- 使い方をマニュアルにまとめる
- ほかのメンバーにも仕組みを共有する
ことが大切だ。
こうした点に気をつければ、VBAはチーム全体の業務効率化にも役立つ。
Excel関数を使った集計に慣れてきたら、ぜひVBAにも挑戦してみてほしい。
現場の困りごとを自分の手で解決できるようになると、仕事の幅も広がっていく。
Copilotなどの生成AI活用

5つ目は、Copilotなどの生成AIを活用するスキルになる。
今の時代、生成AIを仕事に活用する能力は、ますます重要になっている。
これは、IT業界だけの話だけではない。
製造現場で働く人にとっても、生成AIを使いこなせるようになると、仕事の効率化や改善活動に役立てられる可能性がある。
例えば、工場では次のような活用方法が考えられる。
- 歩留まりや不良データを分析する際の考察を補助してもらう
- 不良の傾向を把握するための分析方法を考える
- 業務効率化につながる改善アイデアを出してもらう
- 労働災害が発生した際の再発防止策を検討する
- 作業手順書や仕様書の文章を整理する
このように、生成AIは
- データ分析の進め方を考えたり
- 文章を作成・整理したり、
- 改善策の候補を洗い出したり
する場面で活用できる。
もちろん、AIが出した考察や改善策が必ず正しいとは限らない。
実際の製造条件や現場の状況を確認し、最終的には人が判断する必要がある。
実際に俺も、社内SEとして働く中でCopilotを活用している。
例えば、
- DXツールの使い方を調べたり
- メールを作成したり
- 資料の内容を第三者の視点でチェックしたり
と、さまざまな場面で利用している。
特に効果を実感しているのが、メールの作成になる。
以前は、相手に失礼のない文章を考えるために、メール1通の作成に20分ほどかかることがあった。
しかし、Copilotを活用するようになってからは、
- 文章の作成に約1分
- 内容のチェックに約1分
- 送信操作に約10秒
で済むようになった。
以前は約20分かかっていた作業が、現在は約2分10秒で済むようになったため、1通あたり約17分50秒の時間短縮になる。
もちろん、メールの内容や難易度によって所要時間は変わるが、生成AIを使うことで業務を効率化できることを実感してる。
ほかにも、資料の構成を考えたり、わかりにくい文章を整理したりと、活用できる場面はたくさんある。
生成AIを使うときの注意点
便利な生成AIだが、会社で利用する際には、次の点に注意してほしい。
- 会社の機密情報を入力しない: 社内の情報管理ルールに従い、許可されていない情報を入力しない。
- 会社の利用規定を守る: 会社が認めているAIサービスや利用方法を確認する。
- AIの回答をうのみにしない: 数値や事実関係、分析結果、改善策が妥当かどうかを確認する。
- 安全に関わる判断は人が行う: 労働災害の再発防止策などは、現場の状況や安全基準を踏まえて専門担当者が確認する。
こうした注意点を守りながら使えば、生成AIは仕事を支援してくれる便利なツールになる。
生成AIは実際に使いながら覚えよう
生成AIの使い方を身につけるために、最初から難しい勉強をする必要はありません。
まずは、会社で利用が認められている環境で、
- 文章の要約
- メールの下書き
- 資料の構成案の作成
など、身近な業務から試してみてほしい。
また、AIにどのような指示を出せばよい回答が得られるのか、いわゆるプロンプトの作り方を学ぶのも効果的だ。
YouTubeなどの解説も参考になる。
生成AIは、使い方次第で仕事の進め方を大きく変える可能性がある。
工場勤務だから関係ないと考えるのではなく、日々の業務に活用できる方法を探してみてほしい。
生成AIを使いこなせるようになれば、業務改善やキャリアの選択肢を広げることにもつながる。
まとめ

今回は、現役情シスの俺が、工場勤務のオペレーターに身につけてほしいパソコンスキルを5つ紹介した。
- ショートカットキー
- Excel関数
- PowerPointでの資料作成
- VBAによる業務効率化
- Copilotなどの生成AI活用
すべてのスキルを一度に身につける必要はない。
まずはショートカットキーやExcel関数など、日々の業務ですぐに使えるものから覚えていこう。
そして、慣れてきたらVBAや生成AIにも挑戦してみてほしい。
俺自身、工場のオペレーターとして働いていた経験があるからこそ、パソコンスキルを身につけることで、日々の業務を効率化できることを実感している。
さらに、Excelでのデータ集計や業務改善の経験は、
- 生産管理
- 品質管理
- 社内SE
- DX部門
など、将来のキャリアの選択肢を広げることにもつながる。
もちろん、パソコンスキルを身につければ必ず異動や昇進ができるわけではない。
それでも、自分にできることが増えれば、仕事で活躍できる場面を増やせる可能性がある。
工場勤務だからこそ、パソコンスキルを身につけて、日々の仕事を効率化していこう。
小さなスキルの積み重ねが、将来の自分を変えるきっかけになるかもしれない。





